子どもたちに大人気のキックボード。
キックボードは、公道を走ってもいいのでしょうか?
当サイト【ゆんとも】では、お子さんにキックボードを買おうかどうか迷っているパパママに向けて、最初に知っておきたいキックボードのあれこれ(種類・ルール・始める年齢・注意点)を解説!
バランス感覚を養いながら、公園で楽しく乗れるキックボード。
子どもたちに大人気の乗り物で、最近では折りたたみ式やタイヤが光るタイプなど、たくさんの商品が発売されています。
どれにしようか? 迷う~
デザインも大切だけど、その前に「種類」や「始める年齢」、「遊ぶときのルール」をおさえておこうね
当サイト【ゆんとも】では、お子さんにキックボードを買おうかどうか迷っているパパママに向けて、キックボードのあれこれ(種類・何歳から乗れるの?・遊ぶときのルールなど)をご紹介していきたいと思います。
キックボードとは?
キックボードは、前と後ろにタイヤが付いていて、胸の高さくらいまであるハンドルバーを握って操作する乗り物です。
キックボードは、スイスのスクーターメーカーとアメリカのスポーツメーカーが共同開発した商品のブランド名になります。
多くのパパママが「キックボード」と呼んでいますが、正式名称は「キックスケーター」になります。
分かりやすく図解にすると、下記になります。
キックボードって、ブランド名だったんだね
ただ、「キックボード」という呼び方の方が浸透しているよね。ここでは、馴染みのある「キックボード」という名前で紹介していくね
ストライダーとの違い
キックバイクと呼ばれることもあるストライダーは、前と後ろに1つずつタイヤが付いた乗り物です。
ストライダーとの違いは、下記になります。
キックボード | 項目 | ストライダー |
画像 | ||
立って運転 | 運転 | サドルに座って運転 |
胸くらいの高さ | ハンドルの高さ | 低い |
あり | ブレーキの有無 | なし(一部、ブレーキ付きあり) |
6歳~ | 対象年齢 | 1.5歳~ |
キックボードはタイヤの大きさが小さく、地面から高い位置でハンドル操作をするので、ストライダーと比べると操作が難しくなります。
上手な子だと3~4歳くらいから乗れるみたいだけど、多くの商品では6歳からになっているね
ブレイブボードとの違い
ブレイブボードはスケートボードのような乗り物で、前後2枚のボードにそれぞれタイヤが1個ずつ付いたものになります。
ブレイブボードとキックボードの違いは、下記になります。
キックボード | 項目 | ブレイブボード |
画像 | ||
立って運転 | 運転 | 立って運転 |
胸くらいの高さ | ハンドルの高さ | なし |
あり | ブレーキの有無 | なし |
6歳~ | 対象年齢 | 8歳~ |
ブレイブボードはハンドルが無く、体幹でバランスを取りながら乗るので、対象年齢が高く8歳からとなっています。
ブレイブボードの方が、難易度が高いよ
キックボードの種類は全部で4種類
キックボードは、下記の4種類に分かれます。
- タイヤが3~4個付いたタイプ
- ハンドルにブレーキが付いたタイプ
- 後輪でブレーキをかけるタイプ
- 電動で動くタイプ
分かりやすくフローチャートにまとめると、下記のようになります。
タイヤの数が多ければ多いほど、乗り物が安定して乗りやすくなります。
たとえば、自転車を思い浮かべると分かりやすいです。二輪の自転車より、補助輪が付いた三輪車の方が安定して運転しやすいですよね。
3~4歳のお子さんは、タイヤが3個付いたタイプから始めるのがいいね
幼稚園のお子さんにおすすめなのは、後輪でブレーキをかけるタイプです。
ハンドルでブレーキをかけるタイプもありますが、小さいお子さんはハンドブレーキに慣れていないことが多いです。
また、前輪にブレーキがかかると、勢いで前に転んでしまう可能性があるので、後輪でブレーキをかけるタイプの方が良いでしょう。
後輪ブレーキのタイプの方が、種類も豊富だからね
電動で動くタイプは、法律上は原動機付自転車になります。
私有地内では免許無しで乗れますが、公道を走るためには16歳から免許が取れる原付き自転車免許が必要です。
電動は基本、乗れないんだね
キックボードは公道で走れるの?
結論から先にお伝えすると、「キックボードは公道での走行はルール違反ではではないけど、安全面を考えて公道ではなく、使用が許可された公園で遊びましょう」という、ちょっとあいまいなルールになっています。
法律で、はっきり禁止されているわけではないんだね
道路交通法76条4項3号によると、キックボードはローラースケートやスケボーと同じカテゴリーの乗り物(遊具)に分類され、「交通のひんぱんな道路において、球戯(きゅうぎ)をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為は禁止行為」と定められています。
ちょっとよく分からないんだけど…
難しい言葉がたくさん使ってあって、分かりづらいよね
分かりやすく言いかえると、公道で遊ぶのは法律で禁止されているわけではないけど、「歩行者や車がひんぱんに行き交う道で走るのはダメ」「道が細い場所はダメ」ということになります。
人によって「ひんぱんに…」の感じ方は異なるので、どれが正解なのか? 正直分からないところです。
とはいえ、車がたくさん通る公道で遊ぶのは、ケガにつながる可能性があります。
子どもたちの安全を第一に考えると、安全が確保された道や使用が許可された公園で遊ぶのがいいってことだね
こちらのフローチャートで分かるように、キックボードのタイプによって遊べる年齢が違ってきます。
- タイヤが3~4個のキックボード:3~4歳
- タイヤが2個のキックボード:6歳~
上記はメーカーが推奨している対象年齢になります。
うちの娘の場合、後輪にブレーキが付いたキックボードを4歳の誕生日のときにプレゼントしました。
最初はバランスを取るのが難しく苦戦しましたが、使いはじめて2~3ヶ月後には自分ひとりで乗れるようになってました。
5歳のいまは、後輪のブレーキも自由自在に使えるよね
慣れるまでちょっと時間かかったけど、練習すれば乗れるよ!
メーカーが推奨している年齢は、ぼくが思うにちょっと高めな気がします。
お子さんが「キックボードに乗ってみたい!」と興味があるなら、3~4歳から乗り始めてもいいと思います。
こちらで紹介している注意点を参考に、お子さんのやる気を優先させてあげましょう!
キックボードで遊ぶときの注意点
遊ぶ場所に注意
キックボードはローラースケートと同じで遊具であり、「公道で遊んでもOK」ということになっています。
とはいえ、道路交通法76条4項3号に書かれてあるように、交通量が多い道や人通りが多いところで遊ぶことは禁止とされています。
ですので、使用が許可された公園や、車や人がほとんど通らない道で遊ぶようにしましょう。
キックボードやストライダーの事故が増えているから、遊ぶ場所に注意しようね
禁止行為を行った場合、5万円以下の罰金が科せられることも覚えておいてくださいね!
ヘルメットを着用する
キックボードに乗る時は、必ずヘルメットをかぶりましょう。
ころんだ時にお子さんのたいせつな頭を守るためです。
ある調査によると、キックスケーターに乗っていたときのけがのおよそ6割が首から上という結果が出ています。
あぶないね…
最初はお子さんがヘルメットをかぶることを嫌がるかもしれないですが、ヘルメットの必要性をしっかり伝え、必ず着用しましょう。
ヘルメットを選ぶときのポイントは、安全性と軽さ、デザインの3つになります。
失敗しないヘルメットの選び方を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
プロテクターを着用する
ヘルメットと合わせてプロテクターも付けましょう。
プロテクターとは、ころんだ時にひじやひざを守るアイテムです。
プロテクターを付けていると、バランスを崩してころんだ時でも擦りむく心配がありません。
うちの子はホント、プロテクターに助けられたよね
慣れたら必要なくなるけど、乗りはじめてた頃は絶対あったほうがいいよね!
プロテクターは、自転車の練習をするときも利用できます。
2,000円前後で買えるものばかりなので、お子さんが痛い思いをしないで、ずっと笑って楽しく遊べるようにプロテクターを準備しましょう。
まとめ
キックボードは全部で4種類あります。
タイヤの数や大きさ、ブレーキの付いている位置によって種類が分かれます。
3~4歳のお子さんには、タイヤが3~4個付いているタイプがおすすめです。
タイヤの数が多いほど、安定しやすいからです。タイヤが光るタイプはとても人気です。
6歳からのお子さんには、後輪でブレーキをかけるタイプがおすすめです。
運動神経がいい子だと、3~4歳くらいで乗れるよ
キックスケーターは公道で走ることができますが、交通のひんぱんな道路での使用は禁止となっています。
子どもたちは遊びたいばかりでそこまで考えられないと思うから、パパママがそばについてあげないとね
安全に、そして楽しく遊ぶために、遊ぶ場所に気をつけましょう。
ヘルメットとプロテクターの着用も忘れないようにして下さいね!
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